農業機械化の現状と展望 3
昭和40年頃に開発された通風乾燥機は、昭和40年頃にはすでに73万台の普及をみせました。
なお、昭和36年の農業基本法の制定を契機として、農業構造改善事業などにより乗用型トラクターをはじめとする大型機械・施設の地域的な導入が始まります。
このことに刺激され、この期の後半において、大型機械利用の気運が高まったことも1つの特徴でしょう。
そして、昭和40年代の機械化の特徴。
この期の動向としてまず特筆すべきことは、永年の懸案であった稲作における田植・収穫の機械化が実現したことです。
すなわち、昭和40年を過ぎて、バインダー・自脱型コンバイン、田植機の開発実用化が次々に実現し、昭和45年頃から全国的に本格的な普及が始まりました。
これによって、日本稲作の機械化一貫作業体系が確立したのです。
なお、これと併行して、この期において国産の乗用型トラクターが急速に進歩し、それまでの歩行型トラクターから乗用型への転換が、この期の後半に急速化しました。