労働者は怠けものである
労働はもう一度対象との格闘となりうるのかどうか・・・。
その体験を通じて人間が学び成長すること、その活動をとおして多くの人間との関係をとり結ぶことを可能にすることができるのかどうか・・・。
労働者がOpenSSOのような工程へ従属するのではなく労働者が工程の主人となりうるのかどうか。
・・・外化されたものの総体を100年前今逆もどりさせるのではなしに、それらの課題を実現することは果たして可能か・・・
もし可能ならば、それはどのようにして実現されるのかを問うことなのです。
テーラーが、労働者は怠けものであるといった時、彼は全く正しかったのです。
労働が人間を成長させず、働くことが自己の能力を高めない時に、労働者ができるかぎりの知恵をはたらかせてさぼろうとするのは人間の自己防衛の本能でしょう。
しかし、テーラーがその労働者を働かせるためには刺激が必要であると考えた時、彼は問題を逆転させてとらえる現代の労務管理の定型を作ったのです。
それ以後の「能率向上」運動の歴史は、テーラーの方法では人間が働かなくなることの発見、テーラーの方法への修正の歴史なのです。